新型コロナウイルスの感染拡大は世界規模となり、「人類対ウイルスの戦争」という表現も決して言い過ぎではない状況にあります。
政府の、「自粛(自ら慎むこと)」を「要請(強く求める)」という、突き詰めれば「自己責任」の行動制限を強いるやり方については、P店がセーフティネット(救済保証・融資制度)の対象から除外されていることもあり、色々と思う所はありますが、それでも、緊急事態宣言後、要請(=国策)のフェーズが、密閉・密集・密接を避ける「NO3密」から、外出を控える「ステイホーム」へと変化し、休業要請の対象・地域を拡げている点は、私もP業界に携わる立場として重く受け止めています。
※追記: 24日夕方、経産省より「セーフティネット対象拡大の方針」がリリースされ、ようやく対象となる方向
未知のものに対して過剰に怯えるのは生物の生存本能ですので、未知のウイルスの脅威に対してエビデンスがなくても決断していかなければならない状況を鑑みれば、人が大きく移動・接触するであろうGW期間の「ステイホーム」については十分理解できるところ。
このまま感染爆発に至らず、徐々に様々なデータの検証も進み、エビデンスある防疫環境・行動が確立されてくると、「ウイルスとの共生」を模索する段階に移行し、要請も解除・緩和されてくると考えられます。
それがGW明けになるのか、もう少し先になるのかはわかりませんが、そういった現状を踏まえてコロナ禍を捉える際には、二つの視点で分けて見ると良いと感じます。