緊急事態宣言により、繁忙期前でありながら異例の「グランドオープン店舗ゼロ」となった4月。
広告宣伝自粛は現在も継続中ですが、休業要請が段階的に解除されたこともあり、春先から延び延びとなっていたところもようやくのオープン。
5月は、既存店からの大幅増床となる「キョ―イチ七条(2,143台)」を含めると、グランドオープンは7店舗。
…といっても、「キョ―イチ七条」は1台飛ばしの『間引き』営業、1,030台でのオープンとなっている為、ユーザーにとっては通常の「営業再開」と受け止められてしまったかも知れません。
※4・5月も水面下でのM&Aはいくつかありましたが、ここでは「完全新規」・「M&A後初めての屋号変更」・「大幅増床」などユーザー目線でのグランドオープンのみカウントしています。
感染防止策は大切な事ではありますが、1台飛ばしの『間引き』は、そうでない場合と比較して明確に『稼働にネガティブ』になっていますので、(地域のガイドライン上問題なければ)台間の飛沫感染防止は『ボード・ビニールシート』が主流になっていくものと思われます。
5・6月は、まだまだお客様も本調子ではない中での来店・遊技になることから、営業再開店舗のお客様の戻りがスローであるのと同様に、グランドオープン店舗もスローな立ち上がりが想定されます。
さらに、経過措置延長により、主軸機種の撤去・移行タイミングが後ろにずれた事は、既存店にとっては喜ばしい事ですが、広告宣伝自粛・新台販売延期など「整わないプロモーション環境」で変化・魅力を創り出すのに苦労している新店にとっては、新たに追加された『試練』。
どのようにリカバリーしていくのか、注目です。